
ここでは値引き交渉がしやすい貸事務所の条件として、典型的な3つのポイントをご紹介いたします。
@長期間空室であること
A同ビル内の複数のフロアに空室があること
B駅から遠い・ビルが古い・間取りが良くないなど、借り手にとってデメリットとなる要素があり、それゆえ入居者がつきにくい物件であること。
@は当たり前のことですが、貸主側も商売ですので、長期間家賃収入が全くない状態で空けておくよりは、少し安くてもテナントに入居してもらいたいという貸主側の思惑が強く働いている場合です。
どれくらい空いている貸事務所なのかをそれとなく聞いてみるのもよいかもしれませんね。
Aも@に近いかもしれません。貸事務所の空室が多い=家賃収入が少ない状態ですので、貸主側としては一刻も早く次の入居テナントを決めたいという心境になります。
例えば10階建ての貸しビルで3フロアが空室の場合、3フロアまとめて契約すれば、価格交渉は1フロアを借りるときよりもしやすいといえるでしょう。
300坪の面積を必要な会社でも、必ずしも1フロアで300坪でなくてもよい場合が多々あります。そうした会社はあえて100坪3フロアをまとめて借りられる物件を探すことで、坪単価はかなり抑えることができます。一般に1フロアあたりの面積が広い物件になればなるほど、坪単価も高くなる傾向にありますので、複数フロアでも問題ない場合は最初から空室の多いビルを選ぶと、価格交渉はしやすくなります。
B貸事務所によっては、築年数がかなり古くメンテナンスにあまりコストをかけていない物件や、駅から徒歩15分以上もかかる、また高速道路に隣接していて騒音や日当たりに問題があったりと、明らかなマイナス要素をもった物件もあります。
そうした物件は一般的には人気があまりないため、値引交渉しやすく、実際に相談に応じてくれるオーナーさんもいます。
人気のない貸しビルには入りたくないとお思いになる方もいらっしゃるかと存じますが、例えば、あまり人の出入りのない会社であれば、必ずしも駅の近くにオフィスを構える必要はありません。逆に駅から少し離れていても、家賃が安くて広々と快適に使えるスペースのほうが、働く側からすると職場環境としてはよい場合もあります。
東京の都心ですと、例えば渋谷や新宿は人気エリアですが、すぐ近くの代々木上原や初台などはターミナル駅から少し外れているだけで坪単価はぐっとお安くなります。
そうした状況などは、やはり賃貸オフィスのプロである仲介会社の営業マンに聞くのが一番ですので、自分で物件を探そうとせず、エージェントを上手に活用してみてください。
値引交渉の注意点としては、値引き交渉は条件がまとまればその貸事務所に契約するということを大前提として行ってください。
貸主側も貸すことを前提に値引交渉に応じていますので、安易に入居申込を乱発して、何件も何件も価格交渉をするようなことはくれぐれもお控えください。
尚、値引き交渉は、基本的に仲介会社が貸主との交渉を代理でしますので、契約前に予め不動産会社に希望条件を伝えておくことが必要です。
その際、入居審査とあわせて貸主側は審議をしますので、入居申込書と合わせて、できるだけ会社の業績や成長性などが分かり易く理解されるような書類を提出しておくとよいでしょう。
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